うずらのブログ

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風車ごっこはもうお終い

原発運動に首を突っ込むゴロツキどもは、太陽光発電風力発電といった再生可能エネルギー強化により国内の電力供給問題を解決できるかのような大嘘を吐くが、現実は甘くない。

 

『秋田の海に風車500基?賛否両論 景観、漁業などに不安の声』(毎日新聞)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-00000016-mai-bus_all

秋田県の沿岸海域で、7件の大規模な洋上風力発電計画が浮上している。計画通りにすべて進むと、県北の八峰町から県央の由利本荘市の沿岸海域に最大500基以上の風車が並ぶことになる。洋上風力は国が開発を後押ししており、県も沿岸部4カ所を国指定の開発促進区域にしたい考えだ。ただ、一部住民は景観や環境面で反対し、一部漁業者も漁獲への影響を不安視している。(略)

 同市在住で17歳でサーフィンを始めた工藤仁美さん(39)は「きれいな海を次世代に残したい」と訴える。自然環境に悪影響があるなどとして、計画反対の署名運動を続けている。(略)

 県漁協の加賀谷弘組合長(64)によると、一部では秋田を代表する魚ハタハタが洋上風力の振動音などを警戒して産卵期に近寄らなくなるなど懸念の声があるという。(略)」

 

国が秋田県沿岸で計画する洋上発電は、秋田県内の能代市から秋田市を経て由利本荘市へと県北から県南までほぼ全域に跨る広大な計画である。

だが、沿岸や洋上に設置する風車の数が500基ともなると、さすがに鼻白む住民も多いだろう。

 

50基ならともかく500基ともなれば異様な数としか言えず、海岸線沿いや海上にあたかも巨大な電信柱が林立するようなもので、景観の悪化は免れないし、海流や漁業に与える影響も計り知れない。

 

洋上ゆえ風量の確保はある程度見込めるとしても、風量の急激な変化や落雷による故障、低周波による健康被害問題、海鳥等のバードストライクといったリスクも高まり、計画通りの発電量が確保できるかどうか容易には見通せない、というか、既存の風力発電事業者はほとんど黒字化できておらず、FIT頼みの脆弱な収益体質を鑑みると、今後の事業化は絶望的といってよかろう。

 

我が国の風力発電事業は、20%程度でしかない設備利用率の低さ、キーコンポーネントをはじめとする欧州メーカー頼みの部品調達からくるイニシャルコストや修繕コストの高さ、故障発生時の備品調達に100日~1年近くもかかるダウンタイム(不稼働日数)の長さ、国内のメンテ人材不足、国内での部品供給やストック体制の未整備等々課題満載の状態、というよりも“課題しかない”という惨状だ。

 

また、風力発電は故障が非常に多い。

 

少々古いデータだが、日本風力発電協会の資料によると、「平成16年度から平成19年度までの風車の総故障・事故発生回数は498件で、平均故障・事故発生比率は0.138回/台・年であった(平成19年度の対象期間は10.5ヶ月であるため今後データを収集して再集計の予定)。これは年間に設置風車の約14%が何らかの故障・事故で3日を超えて停止していることを表している」とあるとおり、故障が頻発している。

【参照先】http://jwpa.jp/2011_pdf/88-06tokusyu.pdf

 

にもかかわらず、風車の製造は欧州メーカー頼みゆえ、国内にメンテ人材がおらず、高い金と長い時間をかけて欧州メーカーに修理を頼らざるを得ない状態であり、「風力発電については、世界的に大幅な導入拡大が進み、他電源と比較して競争力のある発電コスト水準となっている。他方、我が国においては、既に導入が進んでいる欧米と比較すると、環境アセスメント・地元調整・系統制約等開発段階の課題や、導入・調達規模の小さいことによる風車・施工コストの高さ、安定的な発電シ ステム・メンテナンス体制が確立されていないこと等の様々な課題から、発電コストは世界の1.6倍の水準となっており、いまだコスト競争力のある電源とはなっていない」(平成28年経済産業省 風力発電競争力強化研究会報告書より)と指摘されているとおり、反原発ゴロのワガママを満たすためだけの質の悪い“金喰い虫”でしかない。

 

さらに、風力発電による低周波被害に関して、「風車騒音は夜間など地域の暗騒音が低い時に気になり、睡眠 影響などの原因となりえる。ひいては、それが健康に影響を及ぼす可能性がある」(平成28年3月一般財団法人日本気象協会資料より)と指摘されており、それを防ぐ技術的解決方法も見当たらぬ状態で、野放図に風車を林立させるのは、国民の健康被害を無視した暴挙であろう。

特に、我が国では、平地の狭さや漁業関連産業への従事のために海岸沿いに多くの人が住むという特殊事情があり、面倒な風車を無闇に増やすわけにはいかない。

 

原発ゴロの連中は、口を開けば原発はリスクの塊であるかのような大デマを吐くが、周辺住民に健康被害を押し付け、故障ばかりの金喰い虫でしかない風力発電の顕在化したリスクをこそ危険視すべきではないか?

 

まぁ、眼の狂ったバカどもに何を言っても始まらないと思うが…