うずらのブログ

積極的な財政金融政策による豊かで成長力に満ちた社会を目指します

豆腐メンタルの反原発ゴロには異論や少数意見を認める度量がない

政治経済問題を語るにあたり、非常に大きな政策効果が期待できるにもかかわらず、マスメディアが絶対に口にしないキーワードが三つある。

一つ目は「積極的な財政政策」、二つ目は「消費税の廃止」、そして三つ目は「原発の再稼働」だ。

 

9月に北海道で発生したブラックアウトにより、北海道内の企業は大きな悪影響を受けた。

 

『北海道地震、道内企業の6割に影響』(11/6 日経新聞)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3743611006112018L41000/

「北海道が発表した7~9月の企業経営者意識調査によると、道内で最大震度7を観測した地震について「被害・影響がある」と答えた企業が約6割に上った。停電や断水のほか、従業員が出勤できなかったことで工場の操業や店舗の営業が中止、時間短縮などを余儀なされ、打撃を受けた。(略)」

 

北海道経済は、水産資源の不漁や公共工事の減少などにより、ただでさえ他地域と比べて景気動向の立ち遅れが目立っていたのに、大停電の影響で生産や流通機能が失われ、頼みの観光業も相次ぐキャンセルでお手上げ状態と来た日には、まさに泣きっ面に蜂といった心境だろう。

 

先日、筆者が道内企業経営者に聞いたところ、非常用自家発電設備などの需要が急増し、生産がまったく追い付かず、設置業者から納期は来春以降になると言われたと零していた。

 

9月の停電時もあちこちで交通マヒが発生したが、札幌都市部でも1メートル以上の積雪がある北国のことだから、停電によるガソリン供給ストップ→除排雪機能停止→大規模かつ長期間の交通マヒ→流通・生産活動の大混乱という事態が容易に予想できる。

 

再度、前代未聞のブラックアウトという異常事態が起きた場合、厳冬期を迎える道民の健康や生命に大きな被害が及ぶだろうが、企業の停電対策もほとんど進んでいない実状から、道内経済は再起不能に陥るリスクもある。

 

ブラックアウトは二度と起こしてはならぬ脅威だが、その対策は遅々として進んでいない。

 

電力広域的運営推進機関検証委員会や経産省の作業部会では、ブラックアウト発生に関する北海道電力の責任が否定されており、筆者もそれが当然だと思うが、今後の対策に関して、いの一番に言及すべき『原発再稼働』に一言も触れていないのは大いに不満がある。

 

検証委や作業部会は、ブラックアウト発生の原因を「北海道内の電力供給源の苫東厚真火力発電所への一極集中」だと結論付けているものの、必要な対策として電源分散・北本連系増強・強制停電上限の拡大しか挙げていない。

 

メイン電源たり得ない再生エネなんていくら分散させても無意味だし、北本連系増強には多大なコストと年月を要し迅速性に欠ける。

 

残る強制停電についても、これまで具体的に議論されたことはなく、おそらく北海道民にとって初耳だろう。

停電予定地域の指定もこれからだし、停電期間中の補償問題も何ら議論なされていないから、対象地域の合意形成がすんなり行くはずがない。

なにせ、強制的に停電させられて喜ぶ者なんて一人もいないのだから…

 

問題の核心が苫東厚真への一極集中にあるのなら、最も適切な回答は『泊原発の早期再稼働』しかない。

 

財政政策論議にも同じことが言えるが、マスコミや世の論者たちは、最も迅速かつ効果的な政策を敢えて忌避するから、いつまで経っても問題解決の糸口すら掴めないのだ。

目の前に転がっている『模範解答』を意地でも見ようとしない彼らの狂人ぶりには開いた口が塞がらない。

 

そんな狂人たちには、ぜひ次のコラムを読んでおけと言っておく。

 

『「原発再稼働」をいつまでタブーにするつもりなのか~北海道ブラックアウトでも「原発再稼働」を口にしない政府の異常性』(11/5 JB PRESS 石川和男:政策アナリスト)

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54563

 

石川氏は、地球温暖化対策から脱石炭を煽ってきたマスメディアや世論が、胆振東部地震の発生以降、泊原発再稼働の声を掻き消すために、苫東厚真石炭火力発電所の再稼働を後押しし、脱石炭運動を急に引っ込めたことを皮肉っている。

 

筆者は、そもそも地球温暖化なんて環境活動家のゴロツキどもが勝手に創作した作り話としか思っていないし、CO₂削減運動ほど有害無益なことはないと心底軽蔑している。

目に見えぬCO₂の削減にカネを使うなんて、幽霊退治に補助金を出すような愚行だろう。

 

上記コラムで石川氏は、「北海道には現在停止中の泊原子力発電所がある。私は、むしろこの泊原発の早期再稼働に向けた準備を今すぐにでも行わせるべきだと思っている。(略) ところが、北海道全域を襲った非常事態を前にしても、泊原発の活用についての話が、政治の側からも役所の側からもほとんど出てこなかった。これは異常な事態と言わざるを得ない。(略)  まるで、日本全体が「原発再稼働」について、強烈な言論統制下にあるかのようだ。もちろん誰も統制してはいない。批判を恐れて、自ら口を閉ざしてしまっているとしか思えない。」と指摘しており、筆者も完全に同意する。

 

ブラックアウト防止に最も効果的な対策は、誰が見ても泊原発の再稼働なのは間違いない。

苫東厚真発電所を上回る発電能力、安価な発電コストに加えて、原子力規制委員会キチガイじみた安全基準をクリアするために投じた地震津波対策のおかげで、同原発の安全性は格段に向上している。

 

さらに、石川氏が「旧基準に照らし合わせるならば、その気になれば、2週間もあれば再稼働ができてしまう」、「その気になれば泊原発の再稼働は今すぐにでも可能なのだ」と指摘しているとおり、よちよち歩きの再生エネと比べて迅速性の面でも極めて優れており、ブラックアウト対策の主軸としてこれ以上相応しいものは存在しない。

 

世間に蔓延る「原発アレルギー」が巻き起こす批判を恐れて、政治家や官僚、識者が敢えて原発再稼働に触れようとせず、触らぬ神に祟りなしと、“正当な対策”から目を逸らし続けるのは、未来に転がるリスクをわざわざ招き入れるような売国行為に等しい。

 

上記コラムで石川氏は、「こういう主張を展開すれば、ネット上には、きっと反対の意見が溢れることだろう。自分と違う意見が来るのは、全くおかしなことではない。だがやってくるのはたいがい、根拠のない誹謗中傷ばかりで、政策的非難はそう多くはない」と呆れているが、筆者もこういった反原発ゴロの言論圧殺には強い憤りを覚えている。

 

ゴロツキどもは「原発推進派は異論や少数意見を認めず、持論が正しいと妄信している」と批判するが、事実はまったく逆である。

 

なにせ、反原発派は現状、“圧倒的多数意見”であり、原発再稼働論など超少数意見でしかない。

石川氏のコラムにあるとおり、政府や官僚、マスコミ連中が原発再稼働の一言すら口にできない事実一つをとっても、原発反対派は少数意見どころか圧倒的多数意見であるのは明らかだろう。

 

さらに指摘すると、原発再稼働派は再生エネの家庭用電源としての普及まで否定していないが、一方の反原発派は原発の再稼働どころか、その存在すら一ミリたりとも認めようとしないではないか。

原発ゴロの論文やブログ、ツイートのいずれを見ても、「原発放射能まみれの汚染装置」という妄想で凝り固まっており、冷静な議論ができる余地などまったくない。

 

つまり、“異論を絶対に認めない”のは、キチガイじみた反原発派の連中であり、ありもしない妄想を盾に被害者のフリをするのは止めてもらいたい。

 

石川氏は、福島第一原発の事故後、全原発を停止させたせいで掛かった化石燃料の輸入コストは1日100億円以上、年間3兆6000億円にも上ると指摘している。

これが7年間も続いたのだから、少なくとも20兆円以上がドブに捨てられた勘定になる。

20兆円と言えば、全国の自然災害被災者に生活再建見舞金を3,000万円ずつ支給しても十分余るほどの大金だ。

 

狂信的反原発ゴロたちは、これだけのコストを無駄にした罪の大きさを十分噛みしめ猛省してもらいたい。

 

長々と論じてきたが、最後のもう一つ、反原発ゴロの幼稚な妄言を正しておく。

 

彼らは、戦争で国内の原発が敵国の標的にされると大惨事になると騒ぎ立てている。

現在、世界各国には400以上の原子力発電施設があり、戦時のリスクを蒙るのは我が国に限ったことではないし、核攻撃を受けた日には、その標的が原発でなくても数百万人単位の被害は免れない。

 

また、記憶に新しいことと思うが、2015年に中国の天津市で起きた化学薬品工場の大爆発により、数千人単位の死者が出た(死者行方不明者173名という公式発表を信じる者は誰もいない)と言われているが、我が国には大小合わせて21万か所以上の工場があり、危険な薬品や化学製品、鉄製品などを扱っている都合上、こうした製造拠点が爆撃を受けても、当然多大な被害が生じることになる。

 

敵国による攻撃で大きな被害が生じるのは原発に限ったことではなく、重化学工場や石油コンビナート、港湾、橋脚、高層タワー、空港など他にいくらでもある。

例えば、国会会期中に議事堂や霞が関周辺をふっ飛ばせば、日本の権力機構や行政機構が一瞬で失われてしまう。

よって、原発だけをターゲットに戦争リスクを煽り立てても意味がないし、原発と戦争を直結させて脅威を増幅し反原発を論じようとするのは、筋の悪い幼児性妄想癖でしかない。