うずらのブログ

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詭弁や言い訳は無用。おとなしく原発を再稼働しろ

北海道胆振東部地震発生から1週間余りが経過するが、北海道内の仕事上の知人にその後の様子を尋ねたところ、相変わらずパンやカップ麺、乳製品、日配品などが不足しており、あちこちのコンビニでは商品棚がガラガラのままだそうだ。

 

『具材そろわず商品出せない 弁当工場 コンビニ規格が壁』(9/12)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/227379

「(略)「そばはあるんですが、ネギがない。弁当の素材はあるんですが、漬物がない。そうすると『ざるそば』や『幕の内弁当』という商品は作ることができないんです」。大手コンビニチェーンの道内店舗に弁当類を供給する会社の幹部は目いっぱいに涙をためながら、苦しい胸の内を吐露した。「食材はいっぱいある。でも、チェーンの規格に合わない商品は出せない。この苦しいとき、地域の役に立てない。非常に切ない(略)

「50個材料があったとき、1個でも食材がないと作れない。ラベル表示もあり、勝手に規格は変えられない」」

 

『札幌市のごみ搬入過去最多 冷食多く火消えるトラブルも』(9/11)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/227311

「道内の停電がほぼ解消する中、札幌など都市部のごみ焼却施設には、停電の影響で販売できなくなった冷凍品や冷蔵品など事業系ごみが大量に持ち込まれている。札幌市内2カ所の焼却施設では、稼働を再開した10日以降の2日間で、6千トンが搬入された(略)

 駒岡清掃工場の富樫隆徳・運転担当係長は「1年で最もごみが多い正月明けをゆうに超す。15年以上勤めていて、見たこともない量だ」と語った」

 

上の記事はいずれも北海道新聞のネット記事から抜粋したものだ。

 

店主の裁量や融通が利く個人店ならよいが、大手食品工場やコンビニ関係の流通ともなると、たかが弁当の製造一つを取っても、何かと制約が多くなる。

 

上記の記事ではないが、主役のトンカツや空揚げが揃っていても、どうでもよい脇役の沢庵の切れ端一つが欠けただけで、弁当製造全体をストップせざるを得ない。

 

グリーンピースなしに崎陽軒のシュウマイ弁当を造れないのと同じことで、1週間以上もモノ不足に直面し、温かい弁当を待ちわびる消費者を相当苛立たせていることだろう。

 

これは、食料を求める消費者のニーズが蔑ろにされるだけでなく、製造業者にとっても、ビジネスチャンスの逸失や販売機会ロスにつながる大きな取りこぼしになる。

 

一方で、厳しい衛生基準や安全基準をパスしてせっかく造った冷凍冷蔵食品が、わずか1~2日間の停電であっけなく廃棄され、正月明け以上に大量のゴミと化してしまったのだから、もったいないことこの上ない。

 

このように、北海道で発生したブラックアウトは、需要サイドと供給サイド双方に甚大な社会的不便を課し、甚大な損失をもたらした。

 

言うまでもなく、前代未聞のブラックアウトという“異常事態”をもたらした真犯人は、泊原発(発電設備容量の合計207万kWで北海道内の電気需要の約40%を賄える電源)という主軸を冤罪によって幽閉し、北海道電力の発電能力を故意に脆弱化させた反原発ゴロや原発アレルギーの愚か者ども、それを熱狂的に支持した民衆らに他ならない。

 

いま現在、北海道内の電力需要は380万kwほどだが、真冬のピーク時には510~520万kwにまで膨れ上がると推計される。

今回の地震で故障し停止した苫東厚真火力発電所(発電能力165万kw)の全面復旧が11月以降になるとの発表を受け、北海道電力は急遽、京極発電所(合計40万kw)や知内・苫小牧火力発電所(合計60万kw)、小樽LNG火力発電所(57万kw)を稼働させ急場を凌ぐ計画だが、泊原発を不可触扱いする状況下では、発電需要ピークへの対応は苫東厚真火発抜きには成り立たない。

 

だが、これは相当に危ない橋だ。

 

主力の苫東厚真火発は最も古い1号機で稼働から38年が経過し、以前から故障が頻発しており、2015~2017年の停止・出力抑制件数は年平均91.6件にも上る。

また、他の発電所も老朽化が進んでおり、砂川(稼働後41年)、奈井江(同50年)、苫小牧(同45年)、伊達(同40年)、知内(同35年)と、何れもベテランというよりも、既にロートルの域に達した老兵ばかりだ。

 

原発なんて必要ない、道内の電力供給量は確保できている」と強弁する者も多いが、彼らは、道内の発電供給体制が無故障・無事故のまま未来永劫維持できるという何の根拠もない夢想論に頼り切ろうとする幼稚で頑迷なバカとしか言えない。

 

冒頭の弁当製造の話もそうだが、何事にも冗長性やバッファーを準備しておかねばならない。

特に、社会機構や産業機構が互いに複雑かつ重層的に連関しあう現代社会では、どこか一つの綱が切れただけで機構全体がストップし、震源とはまったく別の部門にまで悪影響が及んでしまう。

 

複雑怪奇かつ脆弱な現代社会の歩みを止めないようにするには、慎重なうえにも慎重を重ねて冗長性を十二分に確保することが何より重要なのだ。

 

北海道内の電力需要ピークが520万kwなら、発電能力をそれより数パーセント上乗せすればよいという今の風潮では、自然災害による攻撃をとても防ぎきれない。

おとなしく泊原発を再稼働させ、200万kwもの発電能力を確保できれば、道民も安心できるし、その間に老朽化した他の発電所の補修や修繕ができるではないか。

 

原発アレルギーのヒステリックなバカどもは、原発と聞くだけで身の毛がよだち、「原発=危険・リスク」という妄想で脳内が一杯になるようだ。

 

しかし、泊原発は1989年の1号機稼働後、冷却水漏れなどの軽微な故障はあったものの、大した事故も起こさず何の問題もなく稼働し、道内の電力安定供給に多大なる貢献をしてきた実績がある。

 

泊原発で起きた事件と言えば、反原発ゴロの過激派が、フェンスを乗り越えて敷地内に不法侵入し、人糞を撒いたり、仮設トイレに放火したりした“外部侵入者による悪質な犯罪”ばかりではないか。

その間、原発や作業員の方々は、ゴロツキどもの嫌がらせにも耐え、黙々と安全稼働を続けてきたのだ。

 

今回の地震で、もし泊原発が動いていたなら、外部電源が停止し大変な事故を起こしていたはずだ、と騒ぎ立てる阿呆もいるが、仮に泊原発が稼働していたなら、そもそもブラックアウトが起きていないし、実際に大停電を惹き起こしたのは「泊抜きの火力発電偏重の発電体制」だったという免れ得ない現実に対して、どう言い逃れするつもりなのか?

 

"原発が稼働していない時でも、日本人は普通に生活できていたよ“

 

"安全っていうんなら東京湾岸や大阪湾岸に建てればいいのに"

 

“核のゴミをどうするつもりか”

 

原発稼働は日本の核保有につながる”

 

等々、原発アレルギー患者の譫言は聞き飽きた。

 

彼らには、「見苦しい言い訳はよせ‼ 目の前で起きた全県レベルのブラックアウトという前代未聞の“大失態”の責任をどう取るつもりか?」と厳しく詰問するだけだ。

 

責任逃れに終始するクズどもには、次のとおり返答しておく。

 

"40基以上の原発が元気に稼働していた時でも、日本人は安全かつ普通に生活できていたよ?“

 

原発の安全性に問題はないから、東京や大阪、名古屋に造ってもいいんじゃない? その方が送電コストも安いし。ゴミで埋め立てた場所をウォーターフロント呼ばわりし悦んで暮らす都民がいるくらいだから、何の問題もないと思うよ”

 

“核のゴミなら、再処理し、それ以外はフィンランドみたいに大深度の地下に埋めて保管すればいいんじゃない? 世界中で400基以上の原発が動いているんだから、原発はもはやグローバルスタンダードだよね?心配なら他国に処理方法を聴いてみればよいし、ロシアみたいに他国から処理を受託して外貨稼ぎする手もあるよ。外貨好きの日本人にピッタリじゃない?”

 

原発稼働で核保有国として認められるなら、日本も常任理事国の仲間入りだね。パワー外交もできるようになるし、アメリカや中国に舐められずに済むんじゃない?”