うずらのブログ

積極的な財政金融政策による豊かで成長力に満ちた社会を目指します

右を向いたら増税派、左を向いても緊縮派

石破茂氏、消費税率10%引き上げ「先送りいけない」』(8/25 産経ニュース)

https://www.sankei.com/politics/news/180825/plt1808250010-n1.html

自民党総裁選に立候補する石破茂元幹事長は25日の読売テレビ番組で、来年10月の消費税率10%への引き上げは予定通り実行するべきだとの考えを重ねて強調した。財政が悪化すれば次世代への負担が増すとして「今度の先送りはあってはいけない」と述べた。(略)」

 

石破氏は、自民党総裁選を睨み安倍首相との政策の違いを鮮明にすると意気込んでいたが、案の定、経済無策の緊縮能ぶりを発揮し、政策の違いどころか、聖域なき歳出カットを進める安倍首相の緊縮思想を追認するかのようなバカ発言をやらかし、周囲の失笑を買っている。

 

緊縮能のバカ政治家が“先送り”し続けているのは、増税の決断ではなく、“国民生活の回復への努力”であろう。

 

彼みたいな、一見、政策通気取りの緊縮信者の石頭は死んでも治るまい。

 

一方、安倍首相サイドも、相変わらず経済成長を無視した財政再建最優先主義をひた走っている。

 

『<首相>「岸田氏は一心同体」 政策提言受け配慮』(8/29 毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180829-00000091-mai-pol

「9月の総裁選で安倍晋三首相(63)を支持する自民党岸田派は29日、来年10月に消費税率を10%に確実に引き上げることなどを求める政策提言を首相に手渡した。

 首相官邸を訪れた岸田派の望月義夫事務総長らに対し、首相は「岸田文雄政調会長には日ごろから政権を支えていただいている。この政策を一心同体でやりたい」と述べ、立候補を見送った岸田氏への配慮をみせた。(略)」

 

次の次を狙うと公言する岸田氏が、精一杯の自己アピールを狙って首相に託した談判状の中身が「消費増税の断行」とは聞いて呆れるし、それを受け取り、増税断行を改めて宣言した首相の暗愚ぶりにも開いた口が塞がらない。

 

事前の報道では、今回の自民党総裁選は首相圧勝の予想がなされ、よほど大きなスキャンダルでも起きぬ限り、既に大勢は決したと言ってよい。

 

なにせ、次の総理の座を狙うはずの大物議員が二匹とも現役総理との違いを一mmも示すことなく、安倍ちゃんのハチャメチャな経済政策や通商政策を黙認しているのだから…

 

まぁ、どちらか勝っても、安倍首相と石破氏による緊縮合戦が始まるのは目に見えており、正直言って総裁選事態に興味が湧かない。

実行力のある首相より、口だけで統率力のない石破氏の方が組みしやすいとの意見もあり、それには同意するが、国会論戦や政策審議会の場で、この先長々と経済逆噴射政策がまことしやかに騙られることにうんざりする。

 

それにしても、自民党には人がいない。

日本経済を力強く牽引するに足る能力や手腕を兼ね備えた人材が見当たらぬ。

 

当の安倍首相は、歳出カット最優先主義に邁進し、拉致問題北方領土尖閣竹島を巡る領土問題は完全放置、中韓鮮の三馬鹿トリオには下手に出るだけの弱腰対応、憲法改正は議論だけ、といった迷走ぶりなのだが、それを追撃するはずの岸田・石破・野田らが、揃いも揃って緊縮政策の先陣争いや歳出カット自慢を始める体たらくで、まったくお話にならない。

 

お話にならないのはコンマ以下の存在でしかない野党の連中も同じで、アベノミクスを放漫財政だと的外れな批判をし、消費増税に賛意を示す党首も目立つ。

 

共産党みたいに増税に反対する政党もあるが、あくまで「増税する以前に歳出カットに邁進しろ」との立場から反対しているだけで、財政金融政策を敵視する経済オンチぶりは与党と大差ない。

 

いまの政界に巣食っている連中で、まともな経済観を持っているのはごく僅かだろう。

国会の議席はたった700余りしかないのに、失着を繰り返すだけのジャンク屋ばかりがそこに濃縮されるのは見るに忍びない。

 

以前のエントリーでも触れたが、すっかり形骸化し、二世議員という既得権益の巣窟になってしまった既存の選挙制度をかなぐり捨て、議員定数を大幅に増やし、多選を禁じたうえで、コンピュータによる無作為抽出システムでも導入する方が、政界の常識レベルや知的水準が向上するのではないか。