うずらのブログ

積極的な財政金融政策による豊かで成長力に満ちた社会を目指します

底辺を見下そうとする土人

「自分で努力せず社会が悪いと文句ばかり垂れるアホは資格すら取ろうとしない。アホには仕事などない。」
宅建行政書士司法書士など、学歴に関係なく取れる資格はある」
自衛隊看護学校みたいに、おカネがなくても、職や進学先ならいくらでもある」
奨学金延滞率の高い大学名を見ると底辺大学ばかりだ」
「底辺校の生徒の家庭は、新聞を取らず、ニュースも見ないし、親は漢字すら書けず、本も読まない。そんな家庭で育つ子は底辺になるしかない」

この手の「今どきの若い者は苦労が足らん‼」といった類の居酒屋トークでストレスを解消し、自己承認欲求を満たした気になって歓ぶ低レベルオヤジは、世の中にごまんといるだろう。

不況のただ中に放り出された若者を足蹴にし、偉そうに説教を垂れる輩に限って、自分が底辺大の出身だったり、息子がニートだったりするから、世の中というものは解らない。
心根が卑しく虚弱な人種は、しばしば、自分への不満や叶わぬ欲求の捌け口を、弱者や若年者に求めてしまうものだ。

とある(自称)経済系ブログの情報によると、“偏差値50以上の大学生は日本人の25%”しかいないそうだから、底辺大学を小馬鹿にできる人材は、我が国にほんの一握りしかいないことになる。

ましてや、立場の弱い若い人を上から目線で口汚く面罵するほどの御身分なら、まさか、ご自身は、そこら中に吐いて棄てるほど転がっている一介のサラリーマや、うだつの上がらぬFラン高教師みたいな“塵芥”ではないと信じたい。

先ず、やり場のない妄想が肥大化した世間知らずのバカに共通するのは、
①資格取得=高収入・好待遇という妄想
②努力次第で高収入を得られる職なら幾らでもあるという妄想
③底辺人材を足蹴にし、放置しても、自分の生活には何の影響もないという妄想
に囚われている。
要するに、上りエスカレーター式の昭和の価値観にどっぷり浸かったままの醜い茹で蛙とでも呼ぶべきか。

妄想家おススメの「行政書士」だが、業界紙が行ったアンケート調査によると、全国で4万人を超える登録者のうち、売上(年収ではない点に注意)が500万円未満の者が75%以上を占め、1,000万円を超える者は1割ほどしかいなかったそうだ。
しかも、これは、ある程度の安定収入がある企業内行政書士や弁護士や税理士など複数の資格を持つ者を含んだ数値であり、独立した行政書士に限ると、さらに悲惨な数値になるだろう。

公的資格が収入に直結したのは、はるか以前の旧き良き昭和時代までの話で、厳しい平成不況の世の中では、資格の最高峰たる弁護士や公認会計士ですら、年収300万円にも満たず喰うに困っている者がゴロゴロいる現実を知らぬのか?

筆者も仕事柄、税理士や中小企業診断士、弁護士、司法書士弁理士、社労士、ISO審査員などとの付き合いがあるが、資格が求職の大きなアドバンテージになるわけじゃない(「資格マニア=実務能力の欠如」とマイナス評価を喰らうケースも多い)し、独立した専門家たちも、常に仕事の確保に汲々としている。

また、“良い仕事にありつけないのは本人の努力不足のせいだ”との責任放棄論にも呆れ果てる。

努力万能論に頼りたがる輩に限って、「カネがなくても、職や進学先なんていくらでもあるはずだ」と大見得を切るが、たいがい例に挙げるのは“自衛隊看護学校”の二つだけで、後が続かない。

モノを深く考えずにしゃべるバカ者は、ひとつを超えてふたつ以上になると、すべて「いくらでも」という無限大の値でカウントしたがるから手に負えない。
「お前は、数の数え方も知らぬ未開の土人か?」と冷笑するしかない。

土人の妄言に付き合って、若者が皆、自衛隊や看護士になった日には、演習地は自衛隊員で溢れ返り、病院は患者よりも看護士の数が多くなり、日本の社会構造が崩壊してしまうだろう。

そもそも、土人土人ゆえに、マクロ的視野で物事を考えるということを知らない。

土人風情が自分の身を顧みずに、底辺は底辺しか生まないという“底辺再生産論”や、努力できない奴が職に就けないのは自分のせいだといった“自己責任論”をかまして溜飲を下ろし、弱者相手の醜いマウンティングに興じるのは勝手だ

しかし、底辺層の再生産を放置することが、我が国の経済基盤や社会構造にどれほど甚大な悪影響を及ぼすのかというに思いが至らないあたりが、自分の半径3mの範囲でしか物事を考えられない土人土人たる所以だと言えようか。

世の中の仕組みを知らぬ土人が、底辺高校の生徒相手に熟睡必至のアホ授業をかまして人並みの御給料を頂けるのも、底辺層なりに能力を発揮できる社会的な地位と職務に就き、一定の収入を得ることで、実体経済や社会構造の中に“生産者や消費者”として組み込まれ、社会の歯車やベアリングがきちんと回っているからにほかならない。

およそ、能力の劣る他人を見下し、それを排除しても構わないと言い放つ幼稚でバカな連中は、どれだけ歳をとっても、広い視野から社会構造全体を見渡す能力が皆無に近い。
それ故に、自分たちが生活する社会を陰で支える支柱やエンジンを平気で壊そうとし、その危険性を顧みることもない。

彼らは、欲望のままに海で魚を乱獲したり、焼き畑農業で森林を無造作に伐採する未開の土人そのものなのだが、この程度の連中が、本を書いたり、他人にモノを教えているとしたら、世も末だろう。