うずらのブログ

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「終末時計」で遊ぶヒマ人

『「終末時計」残り2分半に トランプ氏の勝利など受け』
朝日新聞デジタル 1/27)
http://www.asahi.com/articles/ASK1W1RZ8K1WUHBI001.html

「米国の科学者らが毎年公表している地球滅亡までの残り時間を示す「終末時計」が2年ぶりに30秒進められ、残り2分半になった。核兵器増強を主張するトランプ米大統領の就任や北朝鮮の核実験、地球温暖化などを重く見た。米国と旧ソ連が対立した冷戦時代以来の深刻さという。(後略)」

この「終末時計」とやらのインチキぶりは、財部誠一の「借金時計」と肩を並べるほどで、いつも“終末まで●分だ、危機はすぐそこまで迫っている‼”と騒ぎ立てるが、時計の針は一向に進まず、本当に終末が来るのは何時になることやらと、欠伸が出そうだ。

終末時計のオオカミ少年ぶりを示すために、上記URLから過去のアジテート履歴を列挙する。
【終末時計の残り時間と評価した主な出来事】
1947年 7分前  終末時計が登場
53年 2分前  米国が前年に水爆実験
63年 12分前 米英ソが部分的核実験禁止条約調印
  84年 3分前  米ソの軍拡競争が激化
  90年 10分前 冷戦が終わる
  91年 17分前 米ロが軍縮条約に調印
  98年 9分前  インド・パキスタンが核実験
2002年 7分前  テロリストによる核使用危機
  07年 5分前  北朝鮮・イランの核開発問題
  10年 6分前  オバマ大統領による核軍縮
  12年 5分前  核軍縮の停滞、福島原発事故の影響
  15年 3分前  ウクライナ危機、地球温暖化の懸念
  17年 2分半前 トランプ政権誕生、北朝鮮の核実験

内容を見れば判るとおり、ほとんどが核兵器絡みのエポックばかりで、それに福島第一原発の事故や地球温暖化などがちょこちょこ登場する程度だ。

時計の針の進度を判断するのは米国の科学者だが、科学者ゆえの世情の読みの甘さが目立つ。

彼らは、核実験の禁止条約や軍縮の動きがあると大幅に時計の針を戻しているが、そんなものは政治上のパフォーマンスに過ぎず何の実行力も持たぬことが、どうも理解できぬらしい。

また、東日本大震災以降、根拠のない風評被害に苦しめられる福島や東北の方々の傷に塩を塗るかのように、福島第一原発の事故を誇大に吹聴し、「福島=放射能塗れ」というまったくのデマを拡散するサポート役を買って出る始末だ。

そうしたあり得ないデマが、どれだけ福島や東北の復興の妨げになっているのか…
バカ科学者どもは猛省し、風評被害を拡散させた責任者として、バカマスコミとともに、きちんと賠償すべきだ。

さらに、彼らは、地球温暖化という、地球規模の妄想発散をアシストし、進めなくともよい針を進めて人々の恐怖を煽っている。

地球温暖化が創られた大嘘であることは例のクライメートゲート事件が暴かれて以降、各方面からその矛盾が指摘されているにもかかわらず、温暖化利権に乗っかる連中や科学者、マスコミの硬いガードもあり、妄想の霧が晴れる気配はない。

日本各地を猛烈な寒波が襲い、類を見ないほど大規模な雪害を目の前に突きつけられても、温暖化妄信者たちは「寒波が発生したのは温暖化で北極の気候が変わったせいだ」、「エルニーニョのせいだ」と幼稚な言い訳を並べるばかりで、まったく反省していない。

「寒くなったのは、暑くなったせい」なんて馬鹿げた言い訳に納得するオメデタイ奴が何処にいると思っているのか?
(※「金融緩和で雇用が増える」、「国債を減らせばデフレ脱却できる」、「輸入を増やせば輸出も増える」という妄言と同レベル)

正直に言って、終末時計を動かして賢人ヅラするヒマな科学者には吐き気を覚える。
彼らが重きを置く「危機感のベクトル」の方向音痴ぶりに目眩がする。

今回、彼らが時計の針を進めた理由は次のようなものだ、
北朝鮮が2度の核実験を実施
・核戦力の大幅な増強や日本や韓国の核武装容認を示唆したトランプ氏の勝利
・シリアやウクライナ問題をめぐる国際情勢の不安定化
地球温暖化の影響

北朝鮮のヤルヤル詐欺は年中行事のようなもので、核兵器どころか、どうせ拳銃一発すら打てっこない。
戦時下にあるはずの韓国が、朴槿恵問題で大揺れになっていたのに、その間、静観しかできぬ腰抜け指導者に、核兵器のボタンを押す勇気などあるはずがない。

日本や韓国の核保有云々についても、現状世界の核保有国は5大国以外にも、インド、パキスタン北朝鮮イスラエルなど9か国に及び、いまさら2か国増えたところで大勢に影響はない。(ただし、運用のいい加減な韓国が、核兵器の事故でも起こさぬかという心配もあるが…)

シリアやウクライナ問題については、それらが世界大戦の火種になるとは思わないが、トランプ大統領は前任のオバマと違って、対立の一端を握るロシアとの距離を縮める姿勢を表明しているのだから、むしろリスクは縮小すると評価すべきで、時計の針を戻す必要があるのではないか?

地球温暖化は、前述のとおり、まったくのデマで、世界はむしろ寒冷化に対する対策やディフェンスを真剣に議論すべきだ。
食糧確保やエネルギーの観点から、より大きな負担や課題に成り得るのは温暖化よりも寒冷化の方で、世界規模で人口が増え続ける現状では、非常に差し迫った課題だと言える。

寒冷化は食糧、とりわけ穀物の作付けに多大な影響を及ぼし、米作や小麦、トウモロコシ、大豆など基幹作物の収量激減のリスクが付きまとう。
江戸時代に我が国を襲った大規模飢饉が、寒冷化に起因するものであったことを思い出せばよい。

食糧やエネルギーの需給逼迫は、デフレ不況下で資金力不足に悩む我が国にとって、他国との相対的な買い負け発生につながり、輸入物価高騰や一部穀物の輸入断絶といった甚大なリスクの発生が懸念される。

件の科学者たちは、「トランプ=悪人」とレッテル貼りし、その政策や発言内容を精査せず、トランプの存在自体が終末時計の針を進めるはずだと決めつけているだけだ。

彼らが危機感を抱くポイントは、あたかも雲上人や空想主義者のようであり、真に危機感を抱くべきは、暴力的なグローバリズムの横行や緊縮政策による低中所得層の破壊と、それがもたらす資本主義や民主主義体制の終焉の方であろう。