うずらのブログ

積極的な財政金融政策による豊かで成長力に満ちた社会を目指します

国民のホンネ、国民のレベル

 選挙の話題に隠れがちだが、政府の経済対策の効果がジワリと出始めている。助成金や減税措置のついた太陽光発電エコカー、エコ家の購入者が大幅に伸びており、一部を除いて土日1000円となる高速道路の利用者もまた大幅に増えている。社員に支払う休業手当の一部を国が補てんする雇用調整助成金も然り。ただ、残念ながら、政策が小出しで大規模な財政支出が他に行われていないため、これらの消費増加分は、いまのところ他の消費が削られる、いわゆる代替消費の状態にある。

 個人でも企業でも、日頃は、バラマキはけしからん、政府に頼るななどと偉そうなことを言う人が多いが、その割には、政府の支援策が出た途端にそれにすがろうとする者のなんと多いことか。

 選挙の争点についてアンケートすれば、景気対策(当然財政支出を伴う)がトップに来る一方で、バラマキをやめろと声高に叫ぶ矛盾をどう考えているのか。

 長引く不況の中で待遇の切り下げばかりを味わってきた国民は、何か少しでもいいから得したいと考えて、政府の出す助成制度に乗っかる。収入が漸減する中でも、ちょっとした満足感を得るべく消費をしようとする国民の行動を見れば、財政支出に対するニーズやそれに伴う乗数効果が認められるのではないか。

 いい加減に、ありもしない国家財政破綻を心配することは止めて、国民が(本音では)期待する財政支出を思い切って行うべきだ。

 また、国民もマスコミに扇動されることなく、経済対策の在り方や財政の見通しについて自分なりの考えを持つべきだ。こと財政や経済の話になると、経営者や高級官僚をはじめ、ベテランの社会人層でも、お茶の間の主婦とほぼ同レベルの認識しかないことに驚く。

 特に、4年前の郵政選挙でアホ首相の幼稚な主張に熱狂して投票した愚か者は大いに反省すべきである。